〜本当に体の柔らかさは必要なのか。〜

Share on facebook
Facebook
Share on google
Google+
Share on twitter
Twitter
Share on email
Email
Share on skype
Skype

こここからが本題!!

「柔軟性は必要か。」をテーマに「最適な体の柔らかさが必要」で、柔軟性には「2つの要素」があり、1つは関節を支えている「靭帯」だというところが前回までのお話でした。

 

「関節が柔らかい人」と「体が柔らかい人」は違っていて、関節の柔らかい人は靭帯が柔らかい人でした。そしてもう1つの最適な体の柔らかさに必要な要素であり、「体が柔らかい人」をさすもの、それは「筋肉」です。

 

「そうだよね。筋肉の柔軟性って必要だよね。」と思ったあなたにこそ、最後まで読んでいただけると嬉しいです!!

筋肉とは?

まずは、筋肉について簡単に説明します。

 

筋肉には、運動で意図的に動かすことができる骨格筋(こっかくきん)と、意図的に動かすことができない内臓や血管の壁の役割をしている平滑筋(へいかつきん)、心臓を動かす心筋(しんきん)があります。

ちなみに、筋肉の周りには「筋膜」という筋肉を包む膜があるのですが、筋膜について話し始めると、とーっても長くなるのでまた別の機会にご紹介します。

 

さて、ここから「最適な体の柔らかさ」を手に入れるために必要な「2つめの要素」「筋肉」の中でも、意図的に動かすことができる「骨格筋」についてお話しします。

体を動かす骨格筋

骨格筋は、名前の通り、骨を動かす筋肉です。

私たちは体を動かして様々な営みを行っているので、体を支え、動かす役割の骨格筋は欠かせません。

 

そんな骨格筋は縮むことによって体を動かすという仕事をするのですが、いつも縮んだままだと筋肉はコリ固まってしまいます。肩や凝るとか、腰が張るなどは、骨格筋が縮み続けていたために痛みや違和感が出てきた状態ですね。

 

違和感や痛みの原因は

数年前、中学生時代の部活仲間で集まった時に、後輩から「須原さん、いつもこんな感じで立ってて、めっちゃ怖かったんですよー」と立ち姿を真似されたことがありました。

壁に手をついて片足体重、腰に手をついて少しのけ反り気味、顎が上がり目を細め眉間にシワ(これは視力が悪かったからと言い訳したい(笑))、態度が悪く偉そうでなんだか嫌な、怖い人の立ち方で、なんとも言えない恥ずかしさでした。(笑)

 

今思うと、左右非対称、脊柱のアライメント最悪、インナーマッスルが上手く使えずアウターマッスルに頼る体の使い方で疲労が溜まりやすい、まさにアンバランスの極みです。アンバランスだと、体のどこかにだけ極端に負荷がかかってしまいます。

痛みや違和感のない快適な体であるためにも、最適な体の柔らかさをつくる骨格筋をバランスよく使うこと、それぞれの筋肉の役割を正しく機能的に使う必要があります。

 

 では、質のいい筋肉とはどういう筋肉のことなのでしょうか。

 

「質」の良い筋肉

私たちの体には400種類以上の骨格筋があり、Aの筋肉が縮むとBの筋肉が伸びるというふうに、全身の至る所で筋肉の伸び縮みを繰り返しながら動いています。

 

この伸びたり縮んだりがスムーズな状態が質のいい筋肉の状態ですが、私たちは日常生活や運動習慣のクセで、つい無意識のうちに偏った使い方になりがちです。

インナーマッスルを上手く使えず(縮まらず)、アウターマッスルが頑張って(縮み続け)体を支えて動かしていることが多いのですが、アウターマッスルばかり縮めて使っていると硬く凝ってしまいます。

 

柔軟性をあげ、筋肉を伸ばし柔らかくすることで、弾力性のあるしなやかで質のいい、柔らかい筋肉を作ることができます。

 

 

柔らかい筋肉の恩恵

伸び縮みがスムーズに行われる柔らかい筋肉は、ポンプのように血流の循環を促し、体の内側の筋肉の機能的な働きは内臓の働きを活性化させ、血行促進や、エネルギー代謝、熱を生み出します。

寒さが深まるこれからの季節には必須でね。

 

先日も、ピラティスを始めて3ヶ月のお客様から「チークはピラティス。」「ファンデもピラティス」と名言を頂きました!

 

お顔の血色が良くなり美白になったと喜ばれ、どんどん美しくなることを楽しまれ、回を重ねるごとにどんどん若返っていく姿にこちらも嬉しくなります。
次の目標は、長年、タンスの栄養になっているお気に入りのスカートを履くことです^^

 

 

健康で美しくあるための筋肉

ここまで3回を通して「柔軟性は必要か。」についてお話ししてきましたが、結論、柔軟性は必要です!!

ぜひ、見た目に踊らされた過度な柔軟性ではなく、健康な体になる最適な体の柔らかさ」、伸びたり縮んだりがスムーズな「弾力のある柔らかな筋肉」を作ってください。

 

伸び縮みがスムーズなしなやかで弾力のある柔らかい筋肉、弛緩と緊張をバランスよく繰り返すことができる体の使い方は、血行促進、内臓の活性化、エネルギー代謝アップ、美白や疲れづらい体を作ります。

 

さて次回は、弾力のある柔らかな筋肉を作るコツをお話しします。

「弾力のある柔らかな筋肉」を手に入れて、健康や美への恩恵を享受しましょう!!

PS.

本日、数ヶ月ぶりに地元の石川県七尾市に戻りました。

新幹線をおりた瞬間、体の力がフワーッと抜けて、体が緩んだことにとても驚きました。

緩んだってことは緊張していたってこと!


自分がこんなにも緊張していたのかと驚き実感するとともに、まだ新幹線を降りたところなのに、東京に戻ってからの活力が湧いてきました!!笑

 

緊張と緩和の繰り返しながら、よりしなやかな心と体を作りたい。しなやかな心と体で仕事に励み、充実した人生をつくる決意を新たにした感謝いっぱいの石川帰省でした。

ありがとうございました。

 

2018年冬至

お問い合わせフォーム